神護寺(じんごじ)
空海(弘法大師)が真言密教の礎を築いた寺として名高い山寺
高雄の紅葉につつまれ多くの参拝者を迎えています。 |
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道々には紅葉の美しいさと、清滝川の流れがお出迎えです。
ゆっくりと、山道を歩く人の流れに沿いながら |
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日本でも有数の紅葉の観光地「高雄の神護寺」は、かなり急な石段を15分ほど登った所にあります。 |
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自然の中に素朴さがあり、よく似合い、紅葉に包み込まれているようです。 |
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五大堂前の石段をあがると境内でもひときわ高い金堂にたどりつきます。 |
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応仁の乱で焼失してしまいましたが、昭和10年に山口玄洞居子の寄進で新築された金堂です。
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左:多宝塔では五大虚空蔵菩薩が、右:大師堂では薬師如来立像が安置されています。 |
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大師堂では、弘法大師は唐より帰朝された後、14年間ここを住まいとしておられたようです。 |
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境内で唯、一応仁の乱の兵火を逃れた建物は重要文化財にも指定されています。 |
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* かわらけ投げかわら投げとして境内西の地蔵院から谷に向けて素焼きの円盤を投げて厄除けも有名ですが
弘法大師が墨を擦った「硯石」も見られます。 |
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弘法大師が言宗宗の基礎を築かれたところであり、のちの東寺や高野山金剛峰寺(ごんごうぶじ)と並ぶ霊刹でもあり、
空海の日本での出発は、この寺からと言っても過言でもないとか・・・
落ち着いた色彩の紅葉に包まれる境内は、山寺という表現がぴったりの神護寺でした。 |
■概 要■ |
高雄山は京都でも屈指の紅葉の名所です。
将軍、足利義政が応仁の乱の最中にさえ高雄の紅葉狩りに訪れたと言われ
この地に、和気清麻呂の氏寺を前身とし、 後に空海が真言密教の拠点としたお寺です。 |
■見どころ■ |
金堂の薬師 如来立像や、多宝塔の五大虚空蔵菩薩などが、貞観時代(866年〜)の真言密教芸術の粋を感じます。
又、国宝の梵鐘は“三絶の鐘”と呼ばれ、日本三名鐘の一つです。 |
■歴 史■ |
天長元年(824)に高尾山寺と和気清磨呂(奈良時代から平安初期にかけて活躍した貴族)が建立した河内の神願寺と合併して、現在の寺名になりました。
また、唐から帰朝した空海が14年間住持していたことでも知られており、
現在の諸堂は大師堂(重文)を除き、応仁の乱で焼失したために江戸時代以後に再建されたものです。 |
■場 所■ |
京都市右京区梅ケ畑高雄町5
TEL 075-861-1769 |
■拝 観■ |
拝観時間:9:00〜16:00
拝観料:一般400円 |
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