桂離宮（かつらりきゅう）
京都市西京区桂にある、約7ヘクタールの離宮（離宮とは皇居とは別に設けた宮殿の意）です。
江戸時代初期の造営当初の庭園と建築物は、当時の（王朝）文化の粋を今に伝えています。
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建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れている。
庭園には茶屋が配されており宮内庁京都事務所により管理されています。
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桂の地は、古くから貴族の別荘地として知られ、平安時代には藤原道長の別荘が営まれて
南国のソテツ（お金持ちの象徴）が数多く見られます
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桂離宮の書院は「古書院」「中書院」「新御殿」の3つの部分に分かれ、
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このうち古書院の建設は1615年頃と推定されれ、はいずれも入母屋造、柿葺（こけらぶき）で、
書院造を基調とし、縁側などには数奇屋風も見られます。
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中書院と新御殿の水墨主体の障壁画は、幕府御用絵師・狩野探幽一門によるものであり
新御殿上段の間の「桂棚」は天下三棚の一つとして知られています。
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回遊式庭園には、桂川の水を引いた池を中心に、茶屋、築山、州浜、橋、石灯篭などを配しており
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書院、茶屋、回遊式庭園は近世の皇族の別荘の実態を伝えるものとして貴重な建物です。
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侘び・さびの世界が広がり
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桂離宮の主要テーマが「観月」と言われていますが「月見台」から観る月は最高でしょう。
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茶屋は松琴亭（しょうきんてい）、賞花亭（しょうかてい）、笑意軒（しょういけん）、
月波楼（げっぱろう）の4棟があり、他に持仏堂の園林堂（おんりんどう）があります。
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穂垣(ほがき)は桂離宮独特のものらしく、「桂垣」といい、
風格を感じさせる生垣にも堪能させられた桂離宮でした。
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